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音楽の解放とものづくりの未来②

ahedgehogchase

◉どのような未来を描くのか  さて、前回は音楽の作り方がどんどんカジュアルになってきたことについて、話した。でも、なぜそんな事を話したかというと、この流れは詰まる所はものづくりの未来を描いているのではないかと思ったからだ。

 いくら音楽の作り方が自由になってきたとはいえ、自分の思うような曲を作り出すことはそう簡単なことでなさはない。 それはプロフェッショナルでも難しいだろう。スランプに陥ったミュージシャンなんて珍しい存在でもない。でも、昔と違うことは、情熱と実行が伴えば、 誰だって高クオリティの曲を作り出すことができるようになったことだ。ツールがあるのだ。昔だったら多くの予算をかけて作っていたような曲が、今では数万円あれば作れるようになったのだ。

 ものづくりもそうだろう。今は莫大な予算を投じて開発しているようなものが陳腐化して誰でも作れるようなものになるかもしれないのだ。そうなれば、多種多様なものが溢れるようになるだろう。もちろん当分の間は基本的な部品は大量生産が続く可能性が高い。なぜなら電子部品の製造は、有毒な物質を使用するし、クリーンルームなしには製造が不可能だからだ。クリーンルームすら安価に手に入れられる未来が来ないとも限らないが、ものづくりの民主化の最後のステージにくるものでおることは間違い無いだろう。とにかく、僕たちは次の時代に、今よりも多様なものの生態系を目の当たりにすることになるだろう。これらは大量生産されず、適量生産されるはずだ。つまり、マスプロダクションではなく、マスによるプロダクションへと移行するということだ。

 曲作りと比較していくとどうなるだろう?次回は、その比較を行っていこうと思う。 つづく

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