３．公正な評価が君を救う
とてつもない成功を収めた時に注意すべき第3の点は、自分で自分を評価しないということだ。すでに述べたことだが、自分で自分を評価するというのは、どうしても甘めに見てしまうからだ。成功したのは必然と思ってしまうことが命取りになる。 だから、できるだけ公正かつ厳しい他者の視点が重要となる。そうすれば、君の成功について客観的な分析が手に入るだろう。あまり、君を持ち上げてくれている分析は、次の成功を掴むという観点からは、役に立たない。多少、君の自信を強くしてくれるぐらいのものだ。（それはそれで、重要な意味はある） 気をつけなければならないことは、ただの辛口批判も、そのままでは君の役には立たないということだ。無駄に気分を害するだけの批判もあるだろう。理想的なのは、建設的な議論につながる批判だ。「こうすれば、次の成功は盤石になるだろう」、と言うような視点での批判が1番役に立つ。悲観的にならない程度に気を引き締めることが大切だ。これが君に次の成功をもたらす鍵となるだろう。
さて、これまで大きな成功を収めた時に気をつけることを書いてきたが、要は慢心するなと言うことだ。ただし、ポジティブ思考を閉ざして萎縮してしまうのも良くない。あくまで、目標は楽観的に、しかし計画の遂行は悲観的に行うのがバランスが取れた取り組み姿勢だ。慢心することなく、冷静に大きな夢を見よう。それが、成功し続けるための1番の秘訣だと僕は思う。