本日の更新内容
本日も過去記事の内容補足を行った。内容は下記の通り。
これはFMEAの実施方法に関する記事だ。
この記事を更新したことで、改めて実感したのは、「知識として知っていても、実際に手を動かした時とは捉え方が変化する」ということだ。
僕は、感覚的にFMEAというものが、どういうものかは分かっているつもりだった。しかし、YORISHIROをベースに擬似的にFMEAを実施したところ、思っていた項目が上位に来なかいということを目の当たりにした。燃焼とか、物理的故障といった目に見えやすい項目はFMEAでは優先度が下がってしまう。これは、実際に分析しないと、実感できないことではないだろうか。
よく考えてみたら、目に見えにくい故障によって引き起こされる災害の方が恐ろしい。つまり、地味だが影響の大きい故障が一番注意すべき対象なのだ。
もしかしたら、君たちの中には「そんなこと、分析するまでもなく、感覚的にわかる」という方もいるだろう。しかし、そのような感覚は誰もが持っているものではない。客観的に判断を下すには、やはりこのような分析が必要だ。それに、仮に君がそのような感覚を持ち合わせていたとしても、安全性というものに対して、確認を行うことは決して無駄ではない。自分の感覚の正しさに対する、答え合わせにもなるし、他人に必要な対策を説明する際のエビデンスにすることだってできる。
記事の内容の補充は、このような再発見をもたらしてくれる。これは、なんとも嬉しいことだ。今後も、このような更新を続けて、このブログの内容をどんどん充実させていこうと思う。