排気はやっぱり大事
安全にまつわる重要な事柄として、排気をちゃんとすることも挙げられる。レーザーカッターを使うと、ガスの発生は避けられない。Labに来て、異臭がするならば、それを使った誰かが急いで出て行ったっていうことだ。レーザーカッターを使い終わった後、立ち下げまで1分程度見ておいたほうがいい。また、レーザーカッターの蓋を開ける前に、思い出して欲しいことがある。それは、素材は消えてなくなるわけではなく、どこかにあるということだ。素材を切断したら煙などの大量の排気ガスが出るだろう?それが残っている。 焦げ臭い段ボールをレーザーのレンズに接触させて設置するとしよう。このまま切断を始めてしまうと、レンズを破壊してしまうことになるだろう。100ドルの損害だ。
だから、定期的な点検と清掃が必要だ。 点検せよ
その点検項目について話そう。まず、Labに来て機器を立ち上げるとき、エアアシストは正常に動くかどうかを確認しよう。正常に動けば、上から空気が供給されるし、排気も良好な状態だ。点検して、それが魔法のように正常に動けば、カットを始めてOKだ。うまく動かない場合は、燃焼が発生していないか見てみよう。不適切な使用の形跡がないが、正常に動かないならば、それはFabLabでよく起こるアクシデントのどれかだろう。FabLabのスタッフに助けてもらうと良い。
(つづく)
講義の目次は【和訳版】FabAcademy 2016からご覧ください。
※この記事はFabAcademy 2016 におけるニール・ガーシェンフェルド教授(MIT)による講義動画をもとに作成しました。正確な訳ではないので間違っていたら指摘いただけるとありがたいです。