セットスクリューの注意点補足
受講者:セットスクリューに関してもうひとつ注意事項があります。 セットスクリューを設置する場所が二箇所設けられています。
僕たちはひとつだけ使う必要があります。ひとつのセットスクリューを使うのが正しいのです。2つ使ってしまうと、2つのセットスクリューの間でバランスが取り合いになってしまいます。これはツールやSRM-20を破損させる原因になります。
これはある意味、セットスクリューのための穴はひとつしかないようなものです。もうひとつの穴は重量のバランスを取るためのものなのです。 ああ、その通りだ。
エンドウ豆の上に寝たお姫さま では、全ての準備が必要整ったとして、もうひとつ関連する事柄がある。それは、下敷板を交換する時、マシンの保持板の切屑を完全にきれいにすることだ。 下敷板のさらに下側が切屑だらけの保持板のままだと色々と問題が生じるだろう。 これは『エンドウ豆の上に寝たお姫さま』みたいなものだ。この話を知っていれば、分かってもらえるかな。もしも、下敷板の下に切屑があるあると、下敷板自信がフラットでも、加工するものは水平にはならない。
こんな風に、物事が間違った方向に進んだ場合、良くても、君たちは汚い配線しか作れない。最悪の場合は、即刻エンドミルがお釈迦になる。でも、正しい条件で加工することができれば、何十枚もの基板をすべてパーフェクトに製作することが可能なんだ。
(つづく)
講義の目次は 【和訳版】FabAcademy 2016 からご覧ください。 ※この記事は FabAcademy 2016 におけるニール・ガーシェンフェルド教授(MIT)による講義動画をもとに作成しました。正確な訳ではないので間違っていたら指摘いただけるとありがたいです。