Structured-Light方式
それでは、次に Structured-Light 方式だ。 これは、 数年前に僕が書いたもの だ。これは例えばこのような多くのプロジェクトの上に築かれたもので、 ピコプロジェクタ を用いたスキャニング方法に基づいている。 ピコプロ(ピコプロジェクタ)はパタンを照射するために用いている。要は、線のパタンを照射しているんだ。今お見せしているビデオはオンラインではあまり上手く再生できないかもしれないが、オフラインで再生するのが良いだろう。
さっきの画像を戻って説明すると、ピコプロが出力するものは、君たちからは左側に見えている。これらの光のパタンは物体に直撃して、直線ではなくなっている。 そして、これが偉大なるコードと呼ばれているやつだ。これは線がどのよう曲がっているかを検出し、直線からのオフセットから幾何形状に再構築するんだ。 これはSenceによるスキャニングと似た類のものだ。でも、今や君たちはプロジェクタから何を出力させるかなど、より自由にコントロールすることができるようになるんだ。サイズや、解像度なんかをね。 で、僕はこのコードを数年前に書いたんだけれども、ちょっとその話に戻ってみよう。 君たちはこれに似たプロジェクトを山ほど見つけるだろう。これらはみなピコプロを用いてStructured-Lightスキャニングを行なっている。 実のところ、数分ほどお付き合いいただきたいんだが、僕は今年は本当に面白いものを君たちにお見せしようと思っているんだ。 近年、これらはかなり良いものになって来ている。 僕がお見せしようとしているのは、現時点で300ドルのピコプロだ。紙切れに映像を投影することができる。 しかし、こいつがやっているのはレーザーを使って画像を照射しているっていうことだ。 こうやって、写してみると、君たちにも見えるだろ?画像を投影しているんだ。でも、画像は焦点が合っている。どんなに近づいても、どんなに離れてもね! なぜなら、これはレンズで焦点を合わせているわけじゃないからだ。実際はレーザーそのものでスキャニングしているんだ。 しかし、今やこれはフルカラーで、これを使って任意の画像を出力し、これはこんな可愛らしい小ちゃな箱に詰め込まれ、数百ドルで入手することができる。 このレーザーピコプロを使えばStructured-Light スキャナを作ることができる。そして、それを使って幾何形状を再構成することができるようになるんだ。 Structured-Lightについてはこんなものかな。 (つづく) 講義の目次は 【和訳版】FabAcademy 2016 からご覧ください。 ※この記事は FabAcademy 2016 におけるニール・ガーシェンフェルド教授(MIT)による講義動画をもとに作成しました。正確な訳ではないので間違っていたら指摘いただけるとありがたいです。