ファブリケーションの意味
●カジュアルな意味
君はファブリケーションにカジュアルな意味があることを知っているだろうか。これは、僕が君たちにデータを渡したら、君たちがそれを作る。そういうことだ。
●深い意味 そして、もっと深い意味もある。それは、君たちにデータを渡したら、そのデータは物体に“なる”んだ。 1つ目の意味は何十年も使われて来たものだ。
ファブリケーションのロードマップ これは、ある会議へのリンクだ。僕はホワイトハウスでこれを運営していた。製造に関する科学というお題目でね。これは、その時のロードマップのスナップショットだ。 これを見て分かることは、いくつものステージに分かれているということだ。最初のステージは、コンピュータをを制御して機械がモノをつくる。2つ目のステージでは、君たちはマシンを作るためにマシンを使うという段階。そして、3つ目のステージは素材にコードを組み込む段階だ。4つ目の最終ステージでは、君たちは素材そのものにプログラムを組み込むことになる。 僕はこの研究ロードマップについて少しばかり話しておこうと思う。 その後、Fab Labにとっての、この研究の位置付けについて話そう。
●僕たちは中間地点にいる 約20年にわたる研究の結果、僕たちはこの矢印の中間地点にいる。僕は君たちにこの研究について話そう。 そして、その研究がFab Labに対してどのような意味合いを持つのかについて話してから、本題に入ろうと思う。
①第1ステージ 今、君たちはFab Labにいるね。そこでは、装置が購入されている。これがひとつ目のステップだ。
②第2ステージ 次のステップはラピッドプロトタイピングのためのラピッドプロトタイピングだ。つまりFab Labにある装置がラピッドプロトタイピングマシンによって製造されたラピッドプロトタイピングマシンになるってことだ。
( つづく )
講義の目次は 【和訳版】FabAcademy 2016 からご覧ください。 ※この記事は FabAcademy 2016 におけるニール・ガーシェンフェルド教授(MIT)による講義動画をもとに作成しました。正確な訳ではないので間違っていたら指摘いただけるとありがたいです。