今回の課題
では、もう一度繰り返すが、ここに基板がある。 今、これを君たちに再描画してもらいたい。君たちにはなるべく多くのツールを使って習得してほしい。だから、同じ作業を別のツールでも繰り返して欲しいんだ。 そして、すでにそのやり方を知っているのであれば、もっと進んだ事をやっても良い。 今回はデザインのワークフローの全体像をつかむためのものだ。だから、マイクロコントローラを基板に加えて抵抗、フィルタを加えて、FTDIコネクタを配置してプログラミングヘッダ、水晶振動子を加えよう。そして、ピンのひとつに、電流抑制用の抵抗器とLEDを付け加えて、導線を接地させよう。そして、もうひとつピンを選んでスイッチを加えてほしい。 これが、今回の課題で最低限、取り組んでほしいことだ。もちろん、これよりも高度なことをやっても良い。
●パーツチェック機能を使ってみよう 今回の課題は非常に重要な要求事項を備えている。それは、パーツチェックのあるツールでも試して欲しいっていうことだ。そして、今回の課題でこの機能も使って課題を進めることは決定的に重要だ。
●今後のスケジュール では、スケジュールをもう一度確認しよう。 2回後の課題はプログラミングに取り組んでもらう。君たちは今回の課題で作った基板に、二回後の課題ではプログラミングを施す。 今回の課題を通して、君たちにこの基板を作って欲しい理由は、設計したものを自分で組み立てるということを始めてほしいからだ。 僕は君たちに短期間で基板に実装することに慣れて欲しいんだ。そして、これを行うたびに、時間は短縮されるだろう。そして、腕もよくなる。だから、今回の課題では基板をデザインして製作してほしいんだ。でも、まだプログラミングする必要はない。Lesson 8 でどうやってプログラミングするかを学ぶからね。
今回のゴールはデザインツールに慣れ親しむことだった。だからデザインすることを楽しんでくれたまえ。では、また次回お会いしよう。
講義の目次は 【和訳版】FabAcademy 2016 からご覧ください。 ※この記事は FabAcademy 2016 におけるニール・ガーシェンフェルド教授(MIT)による講義動画をもとに作成しました。正確な訳ではないので間違っていたら指摘いただけるとありがたいです。