素材
硬質フォーム断熱材
では、素材に関して説明していこう。 実際に見てみよう。Home DepotのWebページを開いて、リジッドフォームを探してみよう。 (表示される) これが4フィート×8フィート×2インチの、30ドルの材料だ。これは断熱に使われるものだ。そして、これは本当に素晴らしい素材の1つだ。 僕たちはこれをShop Botを用いて加工する。これは、薄いシートをまとめて接着する事で、分厚くしているんだ。 そして、これらは本当に容易にマシニングすることができる。そして、一度マシニングを完了したら、フォームの表面は粗くなっているだろう。
●補修方法 仕上げのやり方のひとつとしては、ジェッソ(下地剤)を使う方法がある。ジェッソはカンバスに絵を描くために粗い表面を補修するときに用いるものだ。 もうひとつのやり方は、少しだけ補修するために、ホットエアガンを用いるというやり方だ。ホットガンを用いるのは、僅かな補修を施す場合だ。そして、この処理後の表面は元には戻らない。
●危険性と代替素材 受講者:すみません。ひとつ提案しておきたいことがあります。もしかしたら、これは他の話題の時に行うべきことかもしれません。というのも、僕たちは材料の表面を研磨しようとする場合がありますよね。 安全にね。 受講者:ええ、安全にです。どのタイプのものを用いるかにもよりますが、素材の安全性に関するデータシートは必ずチェックしておくべきです。僕たちのいるIcelandで入手できるタイプのものに関しては、ーおそらく他の場所で入手する場合も、そうなのでしょうがーグリーンタイプです。 80度程度で、それはガスを放出し始めます。もしも、高速条件で切削を行う必要がある場合、あなた方は有毒なガスが発生するための準備を済ませておかなければなりません。手元にある実物を見ても、毒性に関する言及はありませんが、正直なところ僕たちは他の代替となるものを見つけています。それほど汚染の度合いが酷くありません。 それは圧縮スチロフォームです。これは、リジッドフォームよりも切削がむしろスムーズになります。とても大きな、発泡材です。 面白いね。僕はそれを使ったことはないなあ。面白い。
●硬質フォーム断熱材の使いどころ! そして、明らかにこれは強い素材ではない。でも、君たちはこれを使って大きな形状を作ることができる。でも、材料を重ね合わせたり、あるいは、コンクリートをキャスティングするときに僕たちはこれを使う。そして、それは決定的な使い方だ。 君たちは切削ツールを使って型を作ることができる。そして、強い素材で3D形状を作ることができるんだ。そして、これがこの素材の使い方のオプションの1つだ。
(つづく) 講義の目次は 【和訳版】FabAcademy 2016 からご覧ください。 ※この記事は FabAcademy 2016 におけるニール・ガーシェンフェルド教授(MIT)による講義動画をもとに作成しました。正確な訳ではないので間違っていたら指摘いただけるとありがたいです。