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  • ahedgehogchase

どこでもドアを作るのは本当に必要なことなのか⑧

3.6 限界  今まで話してきたテレプレゼンス技術が使える範囲の限界は通信速度、つまり最速でも光速に依存する。単純計算で、30万キロメートル離れた地点ではタイムラグが約1秒現れるはずだ。しかも、これは技術的なハードルを全て乗り越えた理想的なシチュエーションに限る話だ。実際は、惑星内のスケールが限界だろう。だから、例えば遠い彼方の惑星と通信して、リアルタイムな遠隔操作をする、というような使い方は出来ないだろう。もっとも、そんな使い方をするためには通信端末がその惑星にあることが必須なので、なかなか難しいかもしれない。

 まあ、そんな事は今考えても仕方がない。そのような用途に使われるのは、きっと遠い未来の話だろう。まずは火星移住組が頑張って開拓の旅に出航しなければならない。

写真:https://unsplash.com/search/door?photo=ho7qR0n1lkM

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