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  • ahedgehogchase

イノベーションを誘発する3つの要素

破壊的イノベーション

破壊的イノベーションというのは、いつの時代だってメインストリームから外れたところで生まれる。つまり、今僕達が典型的な顧客だと考えられる像は、イノベーションを引き起こすモノの顧客の対象から外れるということだ。

1.君のペルソナは誰か?  では、誰が君の顧客なのか?ということを考えた時に、ペルソナを的確に捉えることは絶対に必要なことだ。ペルソナは君の製品を喜んで使う人間であり、本当に君の製品を必要としている人だ。君はその人に会って、きちんと話をすべきだし、その交流は非常に有意義なものになるだろう。それだけでなく、君は、かなり詳細まで彼らのことを知る必要がある。その情報は君の顧客の行動パターンを捉え、理解するために必要な事だからだ。君の製品がなぜ彼らに刺さったのか、1番知りたいのは他ならぬ君自身のはずだ。成功の鍵はここにある。

 ペルソナは、一般的な人たちと比べて、ある種の特殊性がある。その特殊性が、彼らがペルソナと呼ばれる所以でもある。つまり、普通の人はペルソナにはなり得ないという事だ。たとえば、星座オタクであったり、カレーにはうるさいとか、そんな些細な(そしてある意味極端な)性質を持っている人たちがペルソナとして最適なのだ。  しかし、ちょっと待って欲しい。そもそも、普通とは何か。普通の人なんて、この世にはいないんじゃないかと僕は思う。それぞれの人に、それぞれの特徴があり、しかも「なくて七癖」持っている。もし、君か自分は普通だと主張するならば、それはそれで良い。でも、おそらく君は普通ではない。何かしら、特異な特性を持っているはずだ。やたらパスタの茹で加減にこだわりをもっていたりしないだろうか?(もちろんパスタには他の単語が入って構わない)ただ、それが顕著に顕れているかどうか程度の差はあるだろう。でも、確実にその差はある。  そんな特性こそが、君のビジネスを高める上で、本当に大切な役割を果たすはずだ。それに、君が君のビジネスに情熱を持っているとすれば、ペルソナは君の仲間だ。君自身がペルソナの特性を備えているということも考えられる。君自身の性質とペルソナの性質は必ずしも一致するという類のものではないが、親和性は高いあるのではないかと思う。君は君のペルソナのために、ビジネスを構築していかなければならない。それは、大変で苦しい道でもあるだろうが、きっと楽しさにも溢れているはずだ。なぜなら、君はペルソナという分かり合える顧客(または仲間)を得たからだ。

2.フロー状態には入れるか  もし、君がペルソナのために尽くすときにフロー状態に入れるのであれば最高だ。それは、間違いなく君の天職だし、それを投げ出すことはあまりにももったいない。  だから、ペルソナを探すときに、君は自分のフロー状態にも自覚的でなければならない。たぶん、フロー状態の時は気付けない。その後だ。フロー状態から抜け出したときに、それに自覚すればいいのだ。  そういうわけで、破壊的イノベーションには特殊なペルソナと君のフロー状態が欠かせない。 3.君に仲間はいるか 

 もう1つ加えるとするならば、君の仲間も君と一緒にビジネスを作り上げる際に、フロー状態に入れる人間であるべきだ。ここから醒めてしまっていては、恐らくビジネスの成功は遠い。フロー状態を共有する仲間を見つけることも、ペルソナを適切に定義することと同じくらい重要だ。

最後に  これらの条件が揃うことで、破壊的イノベーションはアンダーグラウンドで着々と進んでいくことになるだろう。そして、人々は突如として現れた新しい概念に熱狂するはずだ。他ならぬ君自身がその引き金を引くことを、君は待ち望んでいるのではないだろうか。

※メインストリームから外れたところ、というのは地理的な意味ではない。概念的にメインストリームから外れている必要がある。というのも、イノベーションを起こしやすい地域というのは実際に存在するからだ。でも、そんな地域にいるからといって、彼らが皆メインストリームにいる訳ではない。常識を疑えなければ、イノベーションなんて起こせないのだ。イノベーションを、起こしやすい地域というのは、常識になって対する疑問の目を醸成しやすい環境があるのだ。そして、そういう環境だからこそ、同じ志を持つ仲間にである確率も高くなるのだ。

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