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  • ahedgehogchase

INDIES Scientists & INDIES Engineers

聞きなれない言葉

 インディーズ・サイエンティストという何だか聞き慣れない言葉を使ってみる。しかし、考えてみたまえ。諸君。科学者が職業として成立したのは精々19世紀の話だ。元来、科学というものは、他の職業を持っていたり、資産家だったりした人達が、私財を投じて研究を行うことにより発展してきた。ニュートンが、どこかの企業の研究所に属していたことがあっただろうか?彼は、誰かに雇われて研究を進めた訳ではない。勝手に、自分の興味に従って真理を明らかにしたのだ。  そういう意味でインディーズ・サイエンティストとは、本来の科学者的な姿勢を持った人々と見なすこともできよう。でも、皮肉なことに彼らはメジャーではない。インディーズだ。南方熊楠みたいな人達だ。もちろん、彼ほど有名である必要はない。

やはり、馴染みのない概念だった

 とは言え、試しに「インディーズ・サイエンティスト」とGoogle検索しても、それらしき検索結果は返ってこない。サイエンスとはプロのお仕事というのが世の中の常識であり、それに反する概念は、なかなかお目にかかれない。まあ、それでも探してみれば「バイオパンク」の人もいるし、もうちょっと一般的なのがメイカーズなんて呼ばれる人たちもいる。彼らはインディーズ・サイエンティストと呼んでも良いかもしれない。もしくはインディーズ・エンジニアかもしれないが。

一坪大學はそんな常識を覆す(かもしれない)

 一坪大學はそんなインディーズ・サイエンティストや、インディーズ・エンジニアの巣窟となるようなプラットフォームを目指す。これは、もしかしたら、このブログのテーマである「デジタルファブリケーション時代のコンカレントエンジニアリングを極める」というスローガンを包括する概念になるかもしれない。  こんな大きな目標を掲げてみると、ちょっと尻込みしてしまいそうになる自分がいる。こんな大風呂敷広げてどうするんだ、と。でも、僕は逃げない。インディーズ・サイエンティストやインディーズ・エンジニアが活躍できる場を作り上げたいという気持ちに、偽りはない。彼らはいわばペルソナだ。彼らが望む世界ーおそらく、1つではないし、単純でもないーを体現するにはどうすれば良いのか日々考えていこうと思う。

勇気をくれるぜ、宇宙兄弟。

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