思わぬ副産物
MR(VR)への投資は不動産投資である というエントリを書いたが、これによってひとつ明らかになった事がある。 それは、バッテリシェアリングプラットフォームの市場が拡張されたということだ。これは朗報だ。僕の想定では、顧客は農村部にスマホミレニアル世代で、オフグリッド電源を利用しているような人たちだ。かなりニッチな人たちだ。一体どれだけの人たちが、それを導入しているのかも分からない。(まだ調べていない。) しかし、5G以降の世界では、農村に住むことなく、遠隔で小規模な発電所を管理するというようなことが、今よりもずっとやりやすくなるだろう。この時、ターゲットとなる顧客層は広がる。概念的には広がるのだ。 地方へと移住は敷居が高いが、興味はあるし、ちょっと投資してみようという気になった人たちが、潜在顧客になり得るのだ。 でも、今のところそんな人達が現れるのかどうかも実はよく分からない。しかし、時代の流れが顧客を新たに創造することは昔から幾度となく起こってきた。 これは、マーケットインの考え方ではなく、明らかにプロダグアウトの考え方だ。そもそも、世界の変革というものを志向するということは、プロダクトアウトで茨の道なのだ。この仮説が正しいかどうかは誰にも分からない。時代が証明するものなのだ。 (つづく)