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MR(VR)への投資は不動産投資である

無尽蔵の電気エネルギーを土地に変換させられるか 電気という資源を、どのように転換していくか。これがマイクロ資本を語る上では欠かせない視点だ。 以前 にも触れたことがあるが、資本と言うからには資本の三要素を満たすことが重要だ。 そして、その三要素の1つ、土地について今回は考えていこうと思う。 電気を土地に変換する事は可能なのだろうか。色々考えて見たのだけれども、どうにもうまくいかない。土地は地球という惑星の構成要素であり、それを無から作る事は甚だ難しい。どう足掻いても無理だ。 しかし、ここで諦めるのも癪だ。何か電気と土地の間に、何か関係性はないものか。 土地からは電気を生み出せる

そう考えているうちにひとつ気がついたことがある。それは、電気から土地を生み出すのは甚だ難しいが、土地から電気を生み出すのは容易いと言うことだ。 土地があれば、ソーラーパネルを設置するスペースが生まれる。ことによっては風力発電機を設置することも可能かもしれない。 これは、僕にとって不都合な問いを導き出す。それは、結局、土地という従来の資本が重要なのではないか、という問いだ。頭がいたい。 でも、朗報なのは、別に土地ならどこでも良いと言うことだ。田舎でも良い。アマゾンが届けば人は案外快適に生きていける。 移住だけが手段ではない 「いや、田舎暮らしはちょっと。。」と言う方もいるかもしれない。でも、田舎に土地を持ったからと言って、そこに住まなければならないと言うことではない。田舎の土地を購入して、そこに発電機を設置し、他のマイクロ資本を作るという手がある。そこでマイニングするも良し。他のマイクロ資本を作っても良し。週末だけ、メンテナンスに行くといったやり方も可能なのではないか。 書くだけ書いて、なかなかハードだとは思うのだけれども、将来的にはもっと楽に実現できるかもしれない。 僕たちは間もなく、5Gの時代に突入する。その時代においては、通信のタイムラグは数ミリ秒程度だ。MR(複合現実感)と組み合わせれば、遠隔操作で高度な事が出来るようになるはずだ。 だから、自分が住む場所と自分が所有する土地はかならずしも一致させる必要はないという事だ。現在でも、不動産投資をしている人は、賃貸用の物件を自宅以外に所有するというこたがあるけれども、それとは違う形で不動産投資が可能になるという事だ。 そのため、今は過疎化で誰も見向きもしない土地が、徐々に価値を回復して行くということがあるかもしれない。これは、過疎化の進んだ地方にとって朗報かもしれない。多くのマイクロ資本家が、移住するしないに関わらず、過疎地の土地に興味を示し、購入し、活用する。移住の場合は住民税が課税される。移住しない場合でも、土地の価格が上昇し、固定資産税を始めとした税収を見込めるかも知れない。 さすがに僕も、すぐにそんな時代が来るとは思っていないけれども、10年とか20年のスパンで考えると、そういう事が起きてもおかしくはないと考えている。 MRへの投資は不動産投資 この現象は、あることを僕に気付かさせてくれた。それはMR(VR含む)とロボティクスへの投資は未来の不動産投資であると言っても良いということだ。 なぜならば、MRとロボティクスという技術が空間的な制約を克服し、(完全に、とまでは言わないけれども)土地の価値を上昇させるからだ。これは、購入した土地にマンションを一棟建てるのと、目的は同じだ。 そして、重要なことに、5GやらVRという技術を用いるには、電気が必要だ。半分こじつけだけれども、無尽蔵の電気エネルギーを用いて土地という資本の価値を高める方法があるということが分かった。 これは、「エントロピーを低減させて、シェアせよ」という原理からは外れているように見える。しかし、遠隔地の土地から情報がダイレクトに入ってくるという状態は、実際に現地に赴いて状況を確認するという作業に比べて圧倒的に省エネルギーだ。つまり、無駄なエネルギーを使わないことによって、無駄にエントロピーを増大させることを抑制しているのだ。結果的に、エントロピーは低減されていると見ることもできる。そして、その土地をシェアすることだってできる。だから、理屈的に苦しいような気もしないではないが、これも「エントロピーを低減させて、シェアせよ」の原理に基づいていると考える事ができる。 市場はどこか 購入する層は、「マイクロ資本に投資するための土地は欲しいけれども、都会から離れたくない」という層だ。そんな層いるのか。いないような気がするな。 良いように捉えたならば、僕は新しい需要を掘り起こしたことになる。僕が、ここで論じた事が実現したならば、それは新しい顧客の創造につながる。市場を新たに想像して、独占せよ、というビジネスの鉄則において、僕はとんでもない発見をしたのではないだろうか。いや、こんな事を考えてる人は他にもいるはずだ。大体、僕が思いつきそうなことは誰かがすでに思いついている可能性が高い。 それでも、今回、僕は新たな視点を得る事ができたように思う。 この調子で、他の切り口をどんどん考えていこう。 (つづく)

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