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電気エネルギーは労働を生み出すか

電気エネルギーは労働を生み出すか 生み出します。以上。 いや、なんの話だよ。そう思った方もいらっしゃるだろう。前々回も書いたけれども、マイクロ資本を構築していくには、今後圧倒的に低コストになる事が見込まれる電力エネルギーをどのように転換していくかが重要になる。 そして、資本の三要素である土地については、すでに述べた。そして今回は労働に焦点を当てる。 労働という概念はこれからの時代には、2つに大別されることになるだろう。1つは従来の人間による労働だ。そして、もう1つは、AIによる労働だ。それはまずオンライン上で始まるだろう。しかし、AIの能力はロボティクスと統合され、物理的なオフラインの世界に染み出していくだろう。オフラインという概念が、その時代に残っているならば、だけれども。 マイクロ資本という観点から見ると、重要なのはAIだ。どのようにAIを使えば、僕たちはマイクロ資本と呼ばれるものを手に入れる事ができるのだろうか。 まず、僕たちが手に入れるべき状態は、普通に生活が可能な状態だ。つまり、衣食住に困らないということがまず達成されなければならない。 「衣」について考えるとハードルは高い 「衣」という意味では、僕たちにはUNIQLOという頼もしい味方がいる。だから、みんなUNIQLOに行こう。そんな、地味で面白くないジョークを言っている場合ではない。 「衣」を満足するには少なくとも、糸が必要だ。それを布にして、それを切断し、縫い合わせ、服の形状にしていかねばならない。そして、それなりにイケてる感じにすることが求められる。 それなりに複雑なファブリケーションのシステムが必要になる。こういうシステムがあれば、僕たちはUNIQLOに行かなくても生きていけるし、殊によるとZOZOタウンのお世話にもならなくて良くなるかもしれない。 良質なデザインを購入して、あとは自宅で作って仕舞えばいいからだ。しかも、AIが僕たちの体型と、僕たちの嗜好に合わせてコーデイネートしてくれたものを作ってくれる。細部のカスタマイズも可能だ。21世紀に僕たちは再びオートクチュールの時代を迎えるのだ! うん。なかなかハードルが高そうだ。いきなりこういうシステムを志向するのは落とし穴があるかもしれない。もっとアベイラブルなシステムを考えなければ。 そうなると、やはりコーデイネートAIはいい選択肢なのかもしれないけれども、それがマイクロ資本だよって言われても、僕も納得できないだろう。エントロピーを低減させてシェアせよという原理からも外れている。つまり、まだ、僕はこの領域に対して答えを持ち合わせていない。そう、これはまだ考え続けなければならない問題の1つなのだ。 (つづく) 

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